"Be more creative"
概要
このプロダクトは、あなたの作る音楽のハーモニーをより美しく、洗練されたものにできる可能性があります。 または、あなたのハーモニーについての思考と試行を加速し、あなたとその音楽をよりクリエイティブにするでしょう。
『和声法』とは、西洋でクラシック音楽が発展する際に形成された文化および技術です。 具体的には、和音の構成音を単音で担当する『声部』を配置し、それを伝統的な規則に則って連結することによって、個々の声部が旋律的な美しいハーモニーを実現します。
しかし、和声法に従って和音を連結するためには、規則やパターンの理解と実習による訓練が必要不可欠なのです。 RockやJazz、EDMなどのポピュラー音楽から作曲を始めた方には、学習だけでも非常に難しいでしょう。また、いざコード進行を作って、和声的な連結にしようと思っても、数々の規則を守って難解なパズルを解かなければいけません。
そこで、このプロダクトの出番です。
このプロダクトが行うことは非常にシンプルです。 和音を選択してコード進行を作ると、和声法の禁則にあたらない四声部の配置を、全てのパターン提示する、それだけです。
しかし実際の使い方は多岐に及びます。
- ポピュラー音楽の編曲のために。
- クラシック的なアプローチでの作曲のために。
- 演奏する際の美しいボイシング研究のために。
- 和声法初学者が課題を自己採点するために。
ぜひ、あなただけのクリエイティブな使い方を見出してみてください。
"Be more creative"
使い方
- コードボックスを選択すると、コードセレクターが開きます。 任意の和音を選択して、コード進行を作成してください。 方法は2通りあり、1つは左側のサークルセレクター(五度圏)からmajまたはminの三和音を選択する方法。 もう1つは右側のボックスセレクターから選択する方法です。
- maj系、min系和音に限り、転回形を選択することができます。 基本形…ルートがBassとなります。 第1転回…3rdがBassとなります。 第2転回…5thがBassとなります。 第3転回…7thがBassとなります。
- 上三声の配分を選択できます。 開離…TenorからSopranoまでが1オクターブより広いです。 オクト…TenorからSopranoまでが1オクターブちょうどです。 密集…TenorからSopranoまでが1オクターブより狭いです。
- 上からそれぞれ、Soprano,Alto,Tenorの音名を指定してフィルターできます。
- 『和音の構成音が全て入っている配置』をフィルターできます。デフォルトでONになっています。 OFFにすると、5thが省略された配置もサジェストされるようになります。
- 配置セレクターを選択すると、現在の条件で連結可能な配置の一覧が表示されます。 数字…C1を0と定義した際、半音上がるごとに1加算される数字です。 NEXT…その配置を選択した場合、次の和音でサジェストされる配置の数です。 PREV…その配置を選択した場合、前の和音でサジェストされる配置の数です。 再生ボタン…その配置が正弦波で鳴らされます。
- 16の配置を順番に再生できます。一時停止および最初に戻ることができます。